2022.03.03

ターンオーバーとは?仕組みや乱れの原因、整える方法も

  • スキンケア
ターンオーバー

ターンオーバーについて、聞いたことはあるけれどよく知らないという方も多いと思います。

実際に、「ターンオーバーが正常に行われているかわからない」「ターンオーバーを促進させるにはどうしたらいいの?」などの声が多く聞かれました。

肌荒れ予防のためのカギになるものとして、多くの女性たちから注目されるターンオーバー。

詳しく知ることは、今悩んでいる肌トラブルを改善する糸口になるかもしれません。

本記事では、ターンオーバーの意味はもちろん、その仕組み、乱れの原因、整える方法までわかりやすく解説していきます。

ターンオーバーについて知りたい方、整えて美肌を目指したい方はぜひ参考にしてください。

ターンオーバーとは?

ターンオーバーとは、肌の最も外側の部分である表皮の細胞が、一定周期で新しく生まれ変わることを指しています。

部位による違いや個人差はありますが、健康的な肌であれば、周期は約4週間程度とされています。

ただし、加齢や肌へのダメージなどが原因となって周期は大きく変化します。

ターンオーバーの周期は、遅すぎる場合も早すぎる場合も、肌にとっては望ましくありません。

健やかに生まれた細胞が健やかに育つという、健やかに生まれた細胞が適切な速さで健やかに育つというのが質の高いターンオーバーであり、これを重ねることで肌トラブルの改善や美しく健やかな肌につながるのです。

ターンオーバーの仕組み

肌の生まれ変わりは、4週間程度のサイクルで起こります。

主に、3つの工程を経て肌は生まれ変わっていきます。

ターンオーバーの3つの工程

  • 工程1(生成):表皮の最も奥に位置する基底層で新しい細胞が生成されます。
  • 工程2(成長):細胞がどんどん上に押し上げられ、約2週間目には表皮の最外層にある角質層まで出てきます。
  • 工程3(排出):約4週間目には、肌の一番外側から古い角質や垢として古い細胞がはがれ落ちます。

上記の工程を繰り返すことが、ターンオーバーの仕組みです。

肌のターンオーバーが乱れるとどうなる?

肌のターンオーバーが乱れることで、どういった問題が起きるのでしょうか?

詳しく見ていきましょう。

問題1.皮膚のバリア機能低下

ターンオーバーが乱れると、細胞の質が低下し、細胞と細胞の間を埋める保湿成分のひとつである細胞間脂質が不足します。

すると細胞同士の結びつきが弱まり、肌を外部刺激や乾燥から守るバリア機能が低下するのです。

問題2.乾燥や肌荒れが起こりやすくなる

肌のバリア機能低下により、肌の水分が蒸発して肌から出て行ってしまいます。

このような状態では紫外線をはじめとした外部の刺激を受けやすくなってしまい、乾燥や肌荒れなどの肌トラブルにつながるのです。

問題3.色素沈着・ニキビ跡・シミの原因になる

ターンオーバーが遅くなると、ニキビ跡やシミの原因となるメラニンが排出されにくくなってしまいます。

排出されずに肌に残ったメラニンは古い細胞と一緒に肌に溜まり、色素沈着が起こって、シミやニキビ跡の原因となるのです。

問題4.くすみの原因になる

本来なら排出されるはずの垢や古い角質が溜まってしまうと、くすみの原因となります。

角質層が厚くなるために肌の透明感も失われてしまい、老けた印象になってしまいがちです。

ターンオーバーが乱れる原因

ターンオーバーの乱れはさまざまな問題を引き起こすことがわかりました。

では、何が原因となってターンオーバーの乱れが起きるのでしょうか?

原因1.紫外線や乾燥

メラニンを生成しシミの原因となる紫外線は、ターンオーバーの乱れにも大きく関わっています。

紫外線によるダメージから肌を守り、早く回復しようとするためターンオーバーが早まってしまいます。

また乾燥による刺激を受けると、肌の水分が足りなくなり、肌の生まれ変わる周期が乱れてしまいます。

原因2.睡眠リズムが不規則

寝ている間に分泌される成長ホルモンは、肌にとって大切なもの。

睡眠のリズムが不規則になり、成長ホルモンが不足してしまうと、ターンオーバーの乱れにつながってしまいます。

原因3.栄養バランスが悪い

食生活は、肌にも大きく関わってきます。

ビタミンB2やB6などの栄養素は肌の正常なターンオーバーに必要で、不足すると肌トラブルにつながりやすくなるのです。

カロリーの摂取を極端に控えるようなダイエットをすると、肌に必要なこれらの栄養素が不足してターンオーバーが乱れてしまいます。

原因4.運動不足

運動をあまりしていないと、筋肉量が減ります。

血流を押し流す役割を持つ筋肉が減ってしまうと、血の巡りが悪くなり、ターンオーバーの乱れにつながる可能性があります。

原因5.ストレス

ストレスにより自律神経が乱れることで、ターンオーバーも乱れるとされています。

またストレスは男性ホルモンの分泌を増やすので、皮脂量も増えがちです。

原因6.たばこ・アルコール

血管を収縮させる機能のあるたばこは、血の流れを悪くします。

また利尿作用のあるアルコールは、体の水分を奪います。

これらにより、ターンオーバーの乱れが引き起こされるのです。

原因7.洗顔・クレンジング不足

古い皮膚の中には、ターンオーバーで自然にはがれ落ちないものもあります。

適切に洗顔やクレンジングをすれば問題ありませんが、間違ったやり方をしているとはがれ落ちずに残る可能性も少なくありません。

さらに残存した古い皮膚により、通常ならはがれ落ちる皮膚までその場にとどまってしまい、黒ずみのある肌になる恐れがあります。

原因8.強すぎる洗顔・クレンジング

洗浄力の強い製品の使用や力任せの洗顔・クレンジングも、ターンオーバーの乱れにつながります。

肌の水分が奪われて乾燥するほか、強い成分や摩擦により角質細胞が剥がれ落ちてしまい、ターンオーバーの周期が早くなりすぎてしまう場合もあるのです。

原因9.角質ケアをし過ぎる

ピーリングなどの角質ケアは、ターンオーバーを促すのに有効ですが、やり過ぎるとサイクルを早め過ぎてしまいます。

未熟な細胞は水分を保てないため、乾燥肌につながることも少なくありません。

原因10.加齢

年を重ねると体内の血液循環は悪くなります。

そうすると代謝が下がり、細胞を生み出すための力が弱まってしまうのです。

健康的なサイクルは4週間程度ですが、60代以上になるとその2倍ほどにもなることがあるとされています。

ターンオーバーを整える方法

最後に、ターンオーバーを整える方法を見ていきます。

正しい方法を知り、質の高いターンオーバーを積み重ねましょう。

方法1.紫外線対策をする

紫外線はターンオーバーを乱れさせる大きな要因。

日焼け止めを塗る、日傘やサングラスを使用するなどして、日常生活で肌への紫外線対策を行うことが大切です。

方法2.しっかり保湿する

美容液を使用する、保湿クリームを塗り残しのないよう丁寧に塗るなど、しっかり保湿をして乾燥ダメージを予防しましょう。

その場限りでは効果が薄くなるので、続けることを意識してください。

方法3.生活習慣を整える

ターンオーバーが乱れる原因には、睡眠不足や食生活の乱れ、運動不足、ストレスなど生活習慣が大きく関わっています。

ですから、睡眠のリズムを整えて適切な運動をし、バランスの取れた食事を摂るなどして、生活習慣を整えるのが重要です。

規則正しい生活を送ることは、ストレス解消にもつながります。

方法4.適切なスキンケア

洗顔やクレンジングでは、肌に優しい成分のものを使用して適切な力加減で行いましょう。

効果がでないと回数を重ねてしまいがちなピーリングでも、ケアのしすぎは逆効果なので、規定の回数を守って行うのが大切です。

ターンオーバーを整えて、きれいな肌を手に入れましょう

ターンオーバーとは、日々肌が新しく生まれ変わること。

ですが、悩みの無い美しく健やかな肌に変わるか、トラブルを繰り返す肌に変わるかはターンオーバーの質に左右されます。

ターンオーバーのケアが気になる方に知っていただきたいライスパワーエキスとして「ライスパワーNo.11」があります。

表皮細胞が生まれる、ターンオーバーの起点である基底層まで届いて働きかけ、ターンオーバーを整えてバリア機能・水分保持能の高い肌を育てる効果を持つ素材です。

繰り返される肌トラブルやスキンケアに悩む方は、ぜひこちらのページもご覧ください。

記事を書いた人

ライスパワー研究所
編集部

ターンオーバー

ターンオーバーとは?仕組みや乱れの原因、整える方法も

肌のターンオーバーについてあまり知らない方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、肌荒れを予防する上で重要なターンオーバーの仕組み、乱れる原因、整える方法などを徹底解説。肌荒れに悩む方やターンオーバーについて詳しくなりたい方、必読です。

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